こんにちは、
運命を味方につける
「結果重視」の心理セラピスト
棚田克彦です。
【事例】
隆夫さん(24歳:仮名)と美保さん(22歳:仮名)は10代の頃に知り合い、互いに恋に落ちました。
2人はともに両親の仲が悪く、両親の離婚経験がある家庭に育ち、「幼少の頃から現在に至るまで、一度も両親から愛されたことがない」という過去を共有しています。
そんな理由から、隆夫さんと美保さんは、あえて言葉にしなくとも、「喜び」や「怒り」「悲しみ」「恐れ」など、互いに相手の考えていることや感じていることをわかりあえる仲です。
「結婚して2人で幸せな家庭を築こう!」
そう約束した二人は、約2年前の美保さんの20歳の誕生に入籍をし、二人だけの結婚式を挙げました。
ところが、2人の結婚生活は、結婚して数ヵ月後に最初の大きな危機を迎えます。
その後も、2人は互いに相手を思いやり、2人で協力して何とかして幸せな家庭を築こうと一生懸命努力しますが、どうしてもうまく行きません。
互いに相手を思う気持ちには変わりがないのに、どちらからともなく意図せずして互いに相手を傷つけ、最後は2人ともが不幸と絶望に浸ることを繰り返しています。
隆夫さんと美保さんは約2年間の結婚生活を経て子どもにも恵まれましたが、ついに、「元々、私たち2人は相性が悪かったんだ」との結論に達した2人は、とうとう幸せな家庭を築くための努力をあきらめ、残念なことに離婚を決意しました。
この事例は、《幸せになってはいけない》というリミッティング・ビリーフによってもたらされた典型的な不幸な結末の一つです。
※リミッティング・ビリーフの詳しい説明はこちら。
http://pro-therapist.or.jp/limiting-beliefs/
子どもは、まるで親に対する忠誠を誓うかのように親の生き方をコピーして、親と同じ不幸な人生を繰り返すことがあります。
子どもが自分の親よりもより幸せでより充実した人生を生きる選択をすることは、ときに非常に困難です。
なぜならば、子どもが自分の親を超えて幸せになろうとしたとき、(無意識に、)「自分だけ幸せになったら、お母(父)さんがかわいそう」「私(僕)は親を見捨てたり、親を裏切ることはできない」と感じるからです。
すなわち、子どもは親と同じ運命を選択し、親と同じ不幸な人生を生きることで、親に対する「無条件の愛」を証明しようとするのです。
「幸せになれない本当の原因」を解決したい方には、「ビリーフチェンジ・ライブセミナー」をお勧めいたします。
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I wish you happiness from the bottom of my heart 🙂
一般社団法人 日本プロセラピスト養成協会 代表理事
心理セラピスト 棚田克彦